OTHER PROCESSING その他加工について
表面にフィルムを貼る、
樹脂で接着するなどの加工を施すことで
ガラスに様々な機能を付与できます。
強化加工
ガラスを約700℃まで加熱し急冷することで、表面に圧縮層を形成し、通常のガラスより3~5倍程の強度をもたせることができる加工です。
万が一割れた際も鋭利な破片ではなく粉々になるため、大きなケガをしにくく安全です。
厚み4mm以上のガラスに加工可能です。
また、厚み3mmのフロートガラスや厚み4mmのデザインガラス(種類による)も強化加工可能ですが、JIS規格範囲外での熱処理加工ガラスになります。
強化加工可能なガラス
フロートガラス(普通透明ガラス)、高透過ガラス、スモークガラス(熱線吸収板ガラス)、フロスト(タペストリー)ガラス、すりガラス、デザインガラス(一部除く)
フィルム貼り加工
各種フィルムをご用意しております。詳細をご確認いただき、用途に合わせてご検討ください。
飛散防止フィルム
災害時などの危険なガラス片の飛び散りを軽減するフィルムです。こちらのフィルムを貼ることで万が一のガラス破損時も破片が飛散しにくく安心してご使用いただけます。小さなお子様や高齢者がいらっしゃるご家庭、ショーケースなどを設置している店舗などにおすすめです。
メーカー品番の指定がない場合、リンテックのルミクール1501UHを使用します(同等品となる場合もあります)
色は無色透明でフィルム全厚は50μmとなります。
- μm:マイクロメーター
フォグラスシート(すりガラス調フィルム)
フロストガラスに近い手触りで、すりガラス調の装飾フィルムです。メーカー品番の指定がない場合、中川ケミカルのC-16:サンドを使用します。
部分貼りや、デザイン貼りも可能です。
乳白シート
間接照明のカバーガラスにオススメの乳白シートです。
スリガラスやフォグラスシートでは中が見えてしまう場合がありますが、視線を緩やかにカットしたい場合は、こちらの乳白シートがおすすめです。
メーカー品番の指定がない場合、3MのSH2MAMM:ミルキーミルキーを使用します。
部分貼りや、デザイン貼りも可能です。
すりガラス調フィルム、乳白フィルムの違いについて
低反射フィルム
ガラスの映り込みを軽減する反射防止フィルムです。ショーケースやショーウィンドーのガラス、デジタルサイネージのカバーガラス等に最適です。透明ガラスの可視光線反射率は8%に対しルクリアⅡを貼ると反射率は0.9%になります。
フィルムを両面に貼ることでその機能を得ることができます。飛散防止やUVカット、及び帯電防止性能で静電気によるホコリの付着も軽減します。
メーカー品番の指定がない場合、室内ガラスはサンゲツのGF1401:ルクリアⅡ、野外に接するガラスの場合は室外側にGF1402:ルクリアⅡEX(室内側はGF1401:ルクリアⅡ)を使用します。(同等品となる場合もあります)
部分貼りや、デザイン貼りも可能です。
反射防止フィルムでガラスの映り込みを軽減【ルクリアGF-202】
合わせ加工
2枚以上のガラスを強靭な樹脂膜で接着して一体化させる加工です。樹脂膜の力で割れてもガラスの破片が飛散しません。一般的な単板のガラスよりも安全性能が格段に向上します。
中間膜を厚くしたものや特殊中間膜をはさんだものをお選びいただければ、ガラスで様々な効果を実現できます。
[例] 防犯性能、防音効果、紫外線カット、意匠性
あらゆるシーンで幅広くご利用いただけるガラスです。